複業は独立後のビジネスを体験できる最高の学び場

2022.03.08

エキスパートインタビュー

複業は独立後のビジネスを体験できる最高の学び場

今回インタビューにご協力いただいたのは、起業1年目の眞里谷さん。株式会社ファンケルで食品の研究・商品開発を担当。その後株式会社ドームでスポーツ栄養、株式会社TWOで化粧品や健康商材の企画開発、新規事業などに従事。2021年に独立し、RD LINKにご登録いただきました。現在はエキスパートとして活躍されながら、自身の事業である子どものスポーツ教育事業のスタートを目前に迎えています。

独立して仕事をする面白さやメリット、また外部人材として働くうえで気を付けていることなど、起業を考えている方へのメッセージも含めてお話をお伺いしました。

RDエキスパート:眞里谷 侑哉さん

PROFILE

高校時代に陸上競技やり投で全国優勝を成し遂げ、スポーツ栄養研究の道へ。(株)ファンケルに就職し機能性食品の研究・商品開発を経験。(株)ドームに転職しプロテインをはじめとするスポーツサプリメントのリブランディングを担当。その後(株)TWOで化粧品、医薬部外品、機能性ウエアなどの健康・美容商材の商品企画・開発をマネジメントした後、新規事業オーガニックショップ、ヴィーガンカフェの立ち上げを経て独立。
スポーツに励むアスリートや子どもたち、日々目標に向かって取り組む人々の健康やコンディショニングに貢献する事業を目指す。
RD LINKからは、原料メーカーにて新商品の販路拡大に向けたサポートを行っている。

昔からやってみたいことを色々思い描くタイプだった

-起業されて1年程になられますが、いつ頃から独立したいと思っていたのですか。

新卒でファンケル社に入社した時からぼんやりと思っていましたね。入社してしばらくしてから新入社員に将来のビジョンや目標を書くアンケートのようなものがあったんですよ。“役員としてマネジメントする”とか“研究職として突き詰める”とか色々な選択肢があったのですが、その中に“独立”という項目があってそれにチェックをした記憶があります。

-新入社員のアンケートに独立の選択項目があるんですね!ではもともと起業したいという思いがあったということですか。

あまり深く考えてなかったかもしれません。でも何か自分でやりたいなと思っていたんでしょうね(笑)そういう意味では、自分でこういうことをしたいなというのは昔から色々ありました。例えば飲食をやってみたいなとか、フィットネスジムなどの運動関係のことをしたいなとか、実際にやるやらないは別として思い描くことは結構ありました。
大学時代は特に健康や食・栄養の分野で仕事をしていきたい、世の中の人に貢献できる仕事がしたいと思っていたので、大学院にも進学したのですが、大学の研究は世の中の人に還元されるまでに時間がかかりますし、研究が研究のまま終わってしまっているケースも多く見てきたので、このまま研究をやり続けていて良いのか自信が持てなくなりました。そこで修士課程を修了して就職を考えたときに、良い商品を作ればその商品が広がった分だけ世の中の人に還元されると思いメーカーに就職しました。

-本気で独立しようと思ったのはいつ頃からですか。

真剣に動き始めたというか、考え始めたのはコロナが始まった頃ですね。

-コロナがきっかけで考えが変わったのですか。

考えが変わったというより、コロナ禍でリモート勤務が増え通勤時間が減ったことで自分の将来に向き合って考える時間を持つようになり、真剣に考えるきっかけになりました。
前職で飲食の立ち上げの新規事業に関わっていたのですが、もし自分がやるとなるとどうするだろうかと考えることがありました。飲食立ち上げの新規事業をより我が事として考える意味でも飲食開業の本などを読んだりして、それで今の自分には飲食開業は無理だなと思ったのですが、そういう風に自分自身と向き合う時間が取れ、独立に向けて動き出した感じです。

-飲食は向いていないと思ったんですね(笑)

向いてないというか、開業資金の問題や実際に自分がお店に入って365日24時間働けるかを考えたら上手く想像できませんでした。そのような形で、こんなことをやってみたいというものに対して、少しリアルに落としこんだ時にどうなるだろうかと考え始め、経営やビジネスの勉強をしなければいけないなと思い始めました。

-具体的に何か起業の準備として行ったことはありますか。

起業の準備というわけでもないのですが、最初の頃は記事を書いていましたね。メーカーで働いていて、モノづくりというのは情報にとても影響を受けるなと感じました。正しく情報が伝わらないと、いくら良い商品を作っても世の中の人に正しく届けられないと気付きました。
例えば健康商品もワイドショーで取り上げられたり有名人の方が使っていると言ったりするとすぐに商品棚からなくなり、そしてすぐにブームが去ったりしますが、なぜその商品や素材が良いのかということがもう少しわかりやすく伝われば、正しいものを正しく選択したり、自分にとって一番良いものを選択できたり、またそれを継続できる状態になれば、もっと多くの方が健康にもなるし、大きな視点では医療費の削減にも繋がると思いました。
そこで情報サイトを作ろうと思ったのですが、まずは手始めに自分で記事を書き始めたという感じです。

-そなるほど。それで記事だったのですね。

普段SNSでも積極的に投稿したりする方ではないですし物書きもどちらかと言うと苦手ですが、素人なりに自分が得意としているスポーツ栄養やその周辺の情報からまずは自分で書いて自分で発信するところから始めました。
これだけ情報が溢れ、ネットで検索すれば大体のことがすぐに分かる時代にもかかわらず、知人から、「プロテインやサプリメントは飲んだ方がいいんですか?」とか「何飲めばいいですか?」といった質問を頻繁にいただくことがあり、そういうのも書き始めたきっかけの一つでもあります。毎日書いていて結構大変だったんですよ(笑)健康のことなので調べることも多く時間もかかり、簡単に書ける感じではなかったですしね。

-エビデンスとか大変そうです。

でもたまたま記事を見てくれた人が声をかけてくれ、その人がきっかけで本格的にビジネスを勉強し始めました。それが2020年の6月頃ですね。そこから半年ほどで何となくビジネスのやり方がわかってきました。しかしこれ以上はもう知識で学ぶのではなく自分で実践しないと身に付かないなと思ったタイミングが2020年12月頃で、その時に会社に退職の意思を伝えました。

-その時は転職ではなく、独立で本当に会社員を辞めるということだったと思いますが、次の景色には何が見えていたのですか。

特に何も(笑)あまり見えていなかったと思います(笑)とにかくこのまま今のことを続けてもこの先自分自身の成長はないなと思ったので辞めたという感じです。

会社を辞めて、まずやったこと

-会社を辞めてからはどうしたのですか。

片っ端から知り合いに連絡し、仕事を辞めてフリーになったことを伝えました。ビジネスを学んでいた時に、最初の集客をしっかりやることがとにかく大事だと頭に叩き込んでいました。今の自分にできることは商品開発やマーケティングの知識やスキルを提供することだなと思い、とにかく色々な人に話していけばどこかで何か仕事がもらえるんじゃないかなと思いました。

-なるほど。そこから実際に仕事に繋がりましたか。

はい、年末に退職の意向を伝えてから連絡し始めてしばらくして声をかけてくれた方の会社が最初の取引先になりました。声をかけてくれたのは以前の職場の関係者で、当時オーガニック系のベンチャー企業で働いていていました。それまでも時々簡単な相談を受けることはあったのですが、会社を辞めましたと伝えたら「それならうちに来て下さい」と言っていただき手伝うことになりました。

-弊社では以前転職をお手伝いさせていただきましたね。その時の担当者から眞里谷さんがRD LINKの登録を希望されていると連絡をもらって今に至りますが、RD LINKに登録しようと思ったのはどんな理由だったのですか。

RD LINKさんに登録しようと持って連絡したわけではありません。人材紹介会社さんなら何か仕事に繋がるんじゃないかという安易な考えでしたが、とにかく何かしら繋がりがありそうなところには接点を持っておこうと思い連絡しました。そしたらRD LINKというサービスがあるということを教えていただき、RD LINKさん以外にも、他のプロ人材サービスやIT系の所にも登録をしました。知人も含めそうやってアプローチした中のいくつかと今繋がっているという感じです。

-今弊社がご紹介した案件でエキスパートとして働いていただいているというのは、各所に積極的にアプローチした眞里谷さんの行動がもたらした結果なのですね。

RD LINKさんのご紹介案件は今までの仕事でやってきたことに近いので、お仕事をいただけているのだと思います。他のエージェントさんからも案件のご紹介はありますが、先方が求めているところと自分の経験が違ったり、私がやりたいことと違ったりで、今のところ進展したケースがありません。

複業はビジネスのシミュレーションになると気付いた

-会社の冠があった時とフリーで働くようになって何か意識の違いなどありますか。

時間などの働き方に自由度はありますが今まで以上にプレッシャーを感じます。今月で契約が終わりと言われたらどうしようかなという気持ちもあります。

-会社員の場合は評価が下がっても“次頑張ってね”で終わるものも、フリーの場合は契約自体が終わりとなる可能性がありますよね。

だから今月業務の内容が少ない、依頼の内容が少ないなとなると少し不安になったりして、何か手伝えることはないですか?と聞いたりしています。ただ役割がないのに自分がいても、お互いハッピーではないのでその時は次を探します。もちろん今いただいている仕事も続くと嬉しいですが、私の場合はコンサルタント業というよりも、自身の事業をやっていく下地作りとして複業を考えています。

-自分のビジョンを実現する前段階のものとして、資金作りや人脈作りとして複業というスタイルをとっているということですね。

そうですね。あとはやってみて思ったのですが、私の場合、新規事業に関わることが多いので、新しい事業の作り方を先取りして体験できる、イメージできるというのがメリットとしてすごく大きいです。

-確かにいきなり自分の事業を試す前に、他の会社でシミュレーションできるのは何よりの学びですよね。

複業では関わる仕事の幅が広いので、こっちでやったことをこっちでも使えるな等、色々学びがあります。また個人で働くと今までやってこなかった経理や法務などの領域も含め全てやることになりますし、何が大変で、どこに時間とコストがかかっているのかも分ってきます。将来会社を大きくしていく時にどこからやらなければいけないのか何を優先すべきなのかというイメージもついてきます。他社のやり方を垣間見ることもできるので、将来自分で事業をやろうと思っているのであれば、複業はとても勉強になると思います。

-独立を目指す人には経営に必要な気付きが得られる機会になりそうですね。その他に何か複業で働くことのメリットややりがいはありますか。

自分の業務だけでなく、この会社とこの人、この会社とこの会社を繋げようといった形で、こうなったらもっとうまくいきそうと思うことを考えて提案できるのは、単純に楽しいというか面白いですね。他にも収入が増えるのもやっぱりメリットになると思います。独立する場合には資金になりますし、独立しなくても懐は温まります(笑)

-フラットでしがらみのない環境だからこそ、自分自身のアイデアで大胆な提案やチャレンジができますね。収入はそれが目的でなくても、やはりあると嬉しいですね(笑)逆にデメリットだと感じるものはありますか。

仕事の締め切りが重なると頭がパンクしそうになる時はありますね(笑)あまり大変なことには感じませんが、どのクライアントも(契約の内容も加味した上で)フェアになるようにスケジュールを調整したりという点は気を付けています。ほとんどの会社はコンサル的な立場で参画していますが、社員のようなポジションで行っている会社も一部あります。社員のように接していただきありがたい反面、業務時間の明確な線引きをしていないので、そのあたりは気を付けながら進めています。そういう意味ではRD LINKさんはいつも「この日空いていますか?」と確認して調整してくれるのでありがたいですね(笑)

-ありがとうございます。複業では先方の期待値と自分のできることのギャップがあると大変ですよね。まだ慣れない方や初めて複業する方にはRD LINKを使っていただくとやりやすいかもしれません。

「やりたいこと」なので働くことは苦にならない

-実際には何社と契約を結んでいるのですか?

業務委託契約としては3社です。それ以外にも割合としては大きくありませんが、関係のある会社はいくつか1社あります。

-今も会社員時代のように平日ほぼ毎日働かれているのですか。

はい。月から金の朝から晩まで働いています。

-お休みは決めていますか。

特に決めていませんが、業務委託を受けている企業が基本的にカレンダー軸で動いているので、土日祝日が休みになることがほとんどです。業務委託先から土日に連絡が来て対応することもありますが、多くはその時間を自社の事業を考えたり試したりする時間に当てています。もちろん家族との時間はとっています。

-結構常に仕事のことを考えている感じなのでしょうか。

そうですね。そういうのが癖だと思います。

-長時間勤務などの時間管理は大変ではないですか。特に会社員の方からは複業をしたくても本業との労働時間のバランスが難しいと悩まれる方が多いです。

時間が無くなると思うか、自分の好きなことができる時間ができると思うかによると思います。個人的には好きなことをして収入が増えるなら良いと思いますけど(笑)

-起業家の方はそういう志向の方が多いですね。みなさん仕事が好きな人というイメージがあります。

そうですね。労働時間は特に気になりませんが、作業時間として時間を取られるのは嫌です。好きなことを考えたり実行したりするのは楽しいので、どのあたりは自分でバランスを取っているかもしれません。実際に一番忙しかった20代後半から30代前半の頃と比べると時間に余裕があると思います。使っている時間の中身が以前と変わっているように感じています。
あと複業を始める理由として、“やりたいこと”が先に来るか“お金が欲しい”が先に来るかでも気持ちは違うかもしれません。お金は大事ですが、ただお金が欲しいという目的だけで複業を始めると結構しんどいと思います。

1回しかチャレンジできないわけじゃない

起業を迷っている方にアドバイスするとしたらどんなことを伝えますか?

もしやりたいのであれば早く起業すれば良いと伝えます。仮に上手くいかなかったらまた社員になれば良いので。

-なるほど。とはいっても不安な方は多いです。

大切なのは、その自分の不安を取り除いていくということだと思います。その不安は人それぞれだと思います。ご自身のことだけでなく家庭や周囲の事情など色々あると思います。正直私も不安だらけですが、仮に正社員に戻ろうと思えばいつでも戻れると思っています。給料が下がったりやりたいことができるかはわかりませんが、自分のスキルであれば少なくとも仕事が無くなることはないだろうなと思います。

-これまでの仕事に対する誇りと経験が失敗しても戻れるという自信の後押しになっている印象ですね。あと覚悟も感じます。年収が全く同じ状態、あるいはまた同じ仕事で戻れるかと考えると不安が募る気がします。

それはわがままですよね(笑)
以前に読んだ本でその通りだなと感じたことなのですが、企業するには今の歳ではもう遅いんじゃないかと思うことがよくあると思いますし、私自身そう思っていましたが、歳をとれば逆にスキルや知識、人脈ができるので、若い時よりも起業が楽になる部分はあると思います。あとは「なぜ起業したいのか」が大事なのではないでしょうか。

-眞里谷さんの話を聞いていると、独立に動けた背景にはやはり“世の中の人を健康にしたい”という1本の芯があることが大きいと感じます。起業するというより、自分のビジョンの実現が会社員としてできないことなら自分でやろうという印象を受けました。

私の知人に企業を志している教員の方がいました。結局その人はビジネスを学ぶ中で自分にビジネスは合っていないということに気付き、教員職に戻っていきました。独立や起業、自分でお金を稼げるんじゃないかというのは、やってみないと分からないことなので、トライしてみて自分には無理だなと思ったら戻れば良いし、やりたいと思ったら進めば良いのだと思います。
一度戻っても、知識やスキルを蓄えてまた次のタイミングでもう1回チャレンジすれば良い。私たちはどうしても失敗か成功か、両極端に考えてしまいがちです。よくある例で海外に住みたいというのも何年も住まなきゃいけないと考えるからできないのであって、1週間で帰ってきても良いと考えれば踏み出しやすい。それぐらいの感覚で独立すればいいんじゃないかなと思います。そういう私も慎重派で1歩目が遅いタイプではあるのですが。

-お話を聞いていると勢いでここまで来ているようで、しっかり準備をされていますね。記事を書いてみたリビジネスを勉強したり。

ビジョンがあれば事業内容はあとからでも良い

-仕事の獲得の方法としてのアドバイスはありますか。

RD LINKにせよ仕事が欲しいと思って登録した後に「仕事ないじゃん!」と待っているのではなく、ちゃんと自分でも仕事を探そうと動いているかは大きいと思います。まず一つあればそこから広がっていきます。その最初の一つを見つけるのに、RD LINKさんはかなりお手伝いをしていただけると思っています。でもそこに甘んじず、自らも行動を起こすことが大事だと思います。今はSNSもある時代です。自分を開示することに抵抗がある人もいるかもしれませんが、そこの頭の切り替えも大切です。

ちなみに実際に独立して、想像していた世界とのギャップはありますか。

そもそもあまり想像をしていませんでしたね。確かに企業に就職する場合は、私も先輩社員の働き方とか、部長クラスだと給与いくらぐらいなのかなとか想像しました。でも起業は真っ白なところに自分で作っていくわけなので、想像も何もありません。
例えば〇〇会社の××社長みたいにどこに行っても知り合いがいる人になるのかなとか、プライベートジェットに乗るようになったらどうしようとか、そういう妄想みたいなのはありますが想像はありません。事業としてこういう世の中になったら良いなというビジョンはありますけどね。

-多くの方が苦労を想像する傾向がありますが、眞里谷さんの場合はすべて織り込み済で肝が据わっている感じがします(笑)

そうですね、自分も苦労するなと思ってます(笑)仕事がなくなることも想定済みです。その場合はまた探せば良いので。

-起業も複業も「事業」から考える人が多いと感じます。今眞里谷さんは子どものスポーツ教育事業をスタートされるところですが、ここまでお話を聞いていて、それを最初からやろうと思っていたというよりは「自分のやりたいビジョン」に向けて目の前のことを進める中で事業案が見えてくるという感覚を感じました。これは1歩踏み出せない方への大きなヒントなのではないかと思います。

私もずっと健康や栄養という軸はあったんですが、最近まで明確な方向性は決まっていませんでした。それが「誰に向けてやるか」を決めた瞬間に決まったんですよ。
情報サイトを考えていた時も誰に向けてやるかが決まっておらず、自分自身も含めてなんとなくそういうのがあると世の中の人のためになるんじゃないかって思っていました。今業務委託として働く中で、自分が事業を回していけるようにならなければいけないと思っていたので「じゃぁ何をする?そもそも誰のためにする?」と自問自答をした時に、明確に“子ども”だと思いました。
その瞬間にやることが決まってきたというか、子どもたちが当たり前のようにいつでもどこでも楽しくスポーツができ活発で健全な心身の成長に繋がる事業にしようと思い、その入り口としてまず運動教室にしようということが決まりました。「誰に」という点が決まると割と進みやすいと思います。

-事業内容が決まっていないと起業はできないと思ってしまいますが、やりながらでも大丈夫ということですね。起業や複業が目的ではないと私たちもよく伝えています。

起業した当初から事業内容が変わっている会社や経営者の方も多くいらっしゃるのではと思います。私自身、最初の運動教室からどんどん発展させていきたいと思っています。
過去の努力の時間軸は人によって違います。例えば私はスポーツ推薦で大学に入りました。周囲が受験勉強で大変な時期にのんびりしていたので羨ましがられていたと思います。でも皆がカラオケに行ったり遊んだりしている間、もっというなら高校に入る前から毎日練習を重ねてきた結果インターハイ・国体で優勝できたことがスポーツ推薦に繋がっているわけです。
時間軸や頑張ってきた期間は人それぞれで、たまたま私は経験を積み重ねてきた時間が今だっただけで、もしまだそういう積み重ねが無かったらここから積み重ねていけば良い話です。それが無ければ独立できないわけではありません。独立してからが少し大変かもしれませんが、そこから頑張って積み重ねていけば良いと思います。
起業に教科書的なものはないと思いますし、とにかくあの時ああしておけば良かったということは無いようにしておけば十分かなと思います。

-最後に眞里谷さんがRD LINKを使って良いなと感じることがあれば教えてください。

仕事を紹介してくれるのは非常にありがたいです。たとえその仕事に興味があっても無くても、きっかけができるというのが良いですね。自分から探しに行くのは大変です。特に自分のつてではない、知り合いではないところに連絡して自分はこういうスキルがありますということを伝えるのはとても大変なので、それを代わりにやっていただけるのはありがたいです。
先ほども話したように、一つきっかけがあればそこから仕事は広がっていきます。その最初の一つを見つける手段としてRD LINKさんの力を借りるのはおススメです。

-本日はありがとうございました。今後の展開も楽しみにしております

インタビュアー:RD LINK高本/記事:RD LINK三浦

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